概要
オープンソースのBIツール「Metabase」のインストール方法。データベースはMariaDBを利用。
構築環境
OS | CentOS Linux release 7.7.1908 (Core) |
言語 | Java 1.8 |
DB | MariaDB 10.4.12 |
前提条件
・SELinuxが無効化されていること。
・ファイアウォールのポートが開いていること。(使用ポート 3000. 3306)
metabaseのインストール
① CentOSのyumのアップデートをします。
yum -y update
② Javaのインストールをします。
yum install -y java-1.8.0-openjdk
③ 「metabase.jar」のダウンロードリンクをコピー
https://www.metabase.com/start/jar
④ 「Download Metabase.jar」を右クリックでリンクのコピーをします。
⑤ wgetを使用してリンクを貼り付け、CentOS上にダウンロードします。
wget https://downloads.metabase.com/v0.34.3/metabase.jar
⑥ 「metabase.jar」を/optに移動します。
mv metabase.jar /opt/
⑦ metabaseのインストール (インストールのログの書き出し)
nohup java -jar metabase.jar > out.log
MariaDBのインストール
① MariaDBのインストール
curl -sS https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb_repo_setup | sudo bash
yum -y install MariaDB-server MariaDB-client
② MariaDBの起動および自動起動
systemctl start mariadb
systemctl enable mariadb
③ DB設定
# root権限でMariaDBにログイン
mysql -u root
# WordPress用のデータベースを作成
CREATE DATABASE (任意のデータベース名);
# WordPress用のユーザーを作成
CREATE USER (任意のユーザー名) IDENTIFIED BY '(任意のパスワード)';
# WordPressユーザーのアクセス権を設定
GRANT ALL ON *.* TO '(設定ユーザー名)'@'localhost' IDENTIFIED BY '(設定パスワード)';
# MariaDBの設定を反映
FLUSH PRIVILEGES;
# 終了
exit
# ログイン確認
mysql -u (設定ユーザー名) -p
Enter Password: (設定パスワード)
Metabaseの初期設定
① Webブラウザ経由で初期設定をします。
http://(サーバーIPアドレス):3000/setup
② Metabaseのページが表示されるので、「開始しましょう」をクリックします。
③ 名前、メールアドレス、パスワード、チーム名を入力し、「次へ」をクリックします。
④ 「データを追加する」のプルダウンメニューで「MySQL」を選択します。
⑤ MariaDBで作成した情報を入力します。
名前 | 任意の名前 |
ホスト | localhost |
ポート | 3306 |
データベースユーザー名 | MariaDBで設定したデータベース名 |
データベースパスワード | MariaDBで設定したパスワード |
追加のJDBC文字列オプション |
⑥ 「次へ」をクリックします。
⑦ 「次へ」をクリックします。
⑧ 「Metabaseを使い始める」をクリックして完了です。