DynamoDBの構築方法

  • 2020年9月7日
  • 2024年7月9日
  • AWS
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概要

AWSのマネージドNoSQLサービスの「DynamoDB」を構築する方法。

前提条件

・AWSのアカウントを所持していること

DynamoDBのテーブル作成

① AWSマネジメントコンソールのサービスを検索するから「dynamo」と入力し「DynamoDB」を選択します。

 

② 「テーブルの作成」をクリックします。

 

③ テーブル名に「任意の名前」プライマリキーの「パーティションキー」を入力します。ソートキーの追加にチェックを入れ、ソート用の「キー名」を入力します。テーブルの詳細設定をする場合は「デフォルト設定の使用」のチェックを外します。

プライマリキーとは
データを一意に取得するためのキーで「パーティションキー」もしくは「パーティションキー」と「ソートキー」の複合キーです。

 

④ プライマリキー以外にデータを識別するための「主キー」を指定したい場合は「セカンダリインデックス」の「インデックスの追加」をクリックします。

 

⑤ 「パーティションキー」を指定し「インデックス名」を入力します。「インデックスの追加」をクリックします。

 

⑥ 読み込み/書き込みキャパシティーモードを設定します。「プロビジョンド」「オンデマンド」を選択します。

プロビジョンドとは
アプリケーションに必要な1秒あたりの読み込み/書き込み回数の指定することで、決められたリクエストレートで制御可能(料金:安い 処理速度:遅い)

オンデマンドとは
読み取り/書き込みリクエストごとに料金が発生します。(料金:高い 処理速度:早い)

 

⑦ 「プロビジョンド」を指定する場合は「読み込み/ 書き込みキャパシティ」の数値制御が可能です。

 

⑧ DynamoDBのテーブルの暗号化の指定を選択します。選択後「作成」をクリックします。

 

テーブルの項目設定

① DynamoDB左メニュー「テーブル」→「作成テーブルを選択」→「項目」→「項目の作成」をクリックします。

 

② 項目を追加します。項目の設定の「+」をクリックします。(設定例として「出身地」の項目を作成します

 

③ 「Append」→「String」をクリックします。

 

④ 「カラム名:出身地」を入力し「値」をそれぞれ入力します。入力後「保存」をクリックします。

 

⑤ 入力データが反映されます。

 

グローバルテーブルの設定

別リージョンにレプリケーションするテーブルを作成し、冗長化設定をします。

① 「グローバルテーブル」→「ストリームの有効化」をクリックします。

 

② 「有効化」をクリックします。

 

③ 「リージョンの追加」をクリックします。

 

④ リージョンを選択し「レプリカの作成」をクリックします。

 

⑤ 設定が開始されるので「閉じる」をクリックします。

 

⑥ しばらく時間が経過すると「レプリカの作成」が完了し、状態が「有効」と表示されます。

 

バックアップの取得

 

手動でバックアップを取得

① 「バックアップ」→「バックアップの作成」をクリックします。

 

② 「バックアップ名」を入力し「作成」をクリックします。

 

③ バックアップリクエストが開始されたので「閉じる」をクリックします。

 

自動でバックアップを取得

① ポイントインタイムリカバリの「有効化」リンクをクリックします。

 

② 「有効化」をクリックします。

 

DAXの設定

DBの読み込みパフォーマンスを向上させるために「DAX」の設定をします。DynamoDB左メニュー「クラスター」→「クラスターの作成」をクリックします。

DAXとは
Amazon DaynamoDB Acceleratorの略で、メモリキャッシュ機能を利用して「読み込み消費キャパシティの削減」「読み込みのスループットの向上」が可能です。

 

② 「クラスタ名」を入力し「ノードタイプ」を選択します。クラスターサイズは「3-10」の間で設定可能です。暗号化のチェックを入れます。

 

③ DynamoDBアクセスのためのIAMの設定をします。「新規作成」→「IAMロール名」を入力します。

 

④ 適用するサブネットグループを指定します。「新規作成」をクリックし、サブネット「名前」「説明」対象の「VPC」を選択し、サブネットを指定します。

 

⑤ 「セキュリティグループ」を指定します。「クラスターの起動」をクリックし作成を開始します。

 

⑥ クラスターのステータスが「利用可能」と表示されると設定完了です。